LISP プログラムの保存
テキスト第4章2節にある例題 (補助関数の使用)に取り組み,いくつかの関数を定義したとします. これらを保存します.
保存先のディレクトリ(フォルダ)を作成します. Windows のエクスプローラを利用すれば簡単でしょう. 下の例は,専修大学での環境で, chap04 というディレクトリを作成したものです. 'Filesv4ut$'のthz2453(S:) は「マイドキュメント」に相当する場所です. Emacs のホームディレクトリはここです. したがって,Emacs からは,~/lisp/anderson/chap04/ というディレクトリの下に,作成したプログラム(第4章2節にある例題) を保存することになります.
プログラムを書いているウィンドウにカーソルがあることを 確認して,Ctrl キーを押しながら X キーを押します. ウィンドウの一番下にあるミニバッファに,C-x- と表示されます.
続いて,Ctrl キーを押しながら S キーを押します. すると,下図のように,ミニバッファにおいて ファイルの保存場所をたずねられます.
作成しておいたフォルダ chap04 の下に,作成したプログラムを 保存します.下の例では,example4_2.lisp というファイル名を つけました.LISP プログラムの拡張子として, l,cl,lsp,lisp などが使われます.
フォルダ名を入力するときには,Emacs の補完機能を利用できますから, すべてを正確に入力する必要はありません. たとえば,anderson というディレクトリ名を入力するときには, and ぐらいまで入力したら Tab キーを押してみてください. そのあとの文字列が補完されます.スペースキーを押すと, 現在のディレクトリの下にあるディレクトリおよびファイルの 一覧が表示されます.
既存のプログラムを編集して上書き保存したい時には, やはり C-x C-s(Ctrl キーを押しながら X キー,続いて, Ctrl キーを押しながら S キーを押す)とキー入力します. この場合にはファイル名はもうたずねられません. ファイルがそのまま上書き保存されます. ファイル名を変更して保存したい場合には, C-x C-w とキー入力します.